「純米大吟醸 平次郎」の特徴と味

純米大吟醸・平次郎

今回は、日本酒「平次郎」について紹介します!

日本酒「平次郎」とは

平次郎は、大手総合スーパーの「平和堂」が創業60周年を記念して開発したオリジナル商品です。

純米大吟醸の「平次郎」は、滋賀県内の平和堂各店および京阪神のアル・プラザで限定2,000本の発売となりました。
同時発売した、「無濾過生原酒・平次郎」も100本のみの限定発売です。

日本酒「平次郎」の基本情報

日本酒「平次郎」の基本情報

平次郎の基本情報は以下の通りです。

原料米吟吹雪
アルコール分14度以上15度未満
精米歩合40%
希望小売価格2,787円(税込み)

平和堂の本社もある、滋賀県のお米「吟吹雪」を100%使用しています。

日本酒「平次郎」の特徴

「平次郎」の特徴は以下の3点です。

  • 米のこだわり
  • 磨きのこだわり
  • 木艚袋搾り製法

以下で、詳しく説明していきます。

平次郎の米のこだわり

上述したように、平次郎は滋賀県産のお米である「吟吹雪」を使用しています。

吟吹雪は、滋賀県の推奨する「環境こだわり農産物」の認証を受けた農家が栽培した、契約栽培米のみを使用。
米のうまさはもちろんの事、びわ湖をはじめとする環境へも配慮したお米のみで造っています。

とことん、滋賀の素材にこだわった日本酒です。

平次郎の磨きのこだわり

平次郎は、精米歩合40%のお酒です。
精米歩合50%以下が、純米大吟醸の基準ですが、その50%よりもさらに低い40%が特徴の日本酒。

一般的に、精米歩合が低いほど、手間や工数もかかり、良いお酒とされています。
お米本来のうまさを引き出すための磨きと言えるでしょう。

平次郎の木艚袋搾り製法

「木艚袋搾り」とは、酒袋に入れたお酒を一つ一つ丁寧に木艚に積み上げて搾る製法のことです。
丁寧に絞ることで、雑味が少なく、繊細かつフルーティーなお酒に仕上がります。

平次郎は、米だけでなく、水や造りのすべてを滋賀にこだわった一品です。

日本酒「平次郎」の味や香り

そんな日本酒「平次郎」の特徴は、以下の3点です。

  • フルーティーな香り
  • すっきりとした甘口
  • 酸味や渋味はない

アルコールも14度と、一般的な度数であり、ガツンと日本酒感が来るお酒ではありません。
純米大吟醸の特徴ともいえる、フルーティさが強く出た日本酒で、日本酒がそこまで得意でない人でも飲みやすいものでした。

飲み方のオススメとしては、「冷酒」です。
熱燗にしてしまうと、せっかくの純米大吟醸の風味が消し飛んでしまうため、避けたほうが良いでしょう。

その他の平和堂が発売している日本酒

上述したように、「平次郎」は、平和堂60周年を記念して発売された日本酒です。
同時発売された、「無濾過生原酒・平次郎」についてもご紹介します。

無濾過生原酒・平次郎

無濾過生原酒 平次郎

純米大吟醸のフルーティさに加え、生原酒の強みが追加された一品です。
原料米:吟吹雪100%
精米歩合:40%
アルコール度:16度
希望小売価格:3,003円(720ml)

平次郎と、原料や製法は一緒であるものの、最後のビン詰めの前の火入れを行わず、絞りたてを出荷したものが、「無濾過生原酒・平次郎」です。

アルコール度数も少し高く、風味も「平次郎」と異なります。
氷を入れたグラスに注ぐ、オンザロックという飲み方で飲むのがオススメです。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、大手総合スーパーの平和堂が発売する日本酒「平次郎」について紹介しました。

「平次郎」は、60周年を記念した限定記念販売であるため、流通量は少ないです。
しかし、これからは毎年数量限定ではあるものの販売は継続すると思われます。

気になる方は、ぜひ購入して飲んでみてはいかがでしょうか?